愛媛支部では、6月18日(金)松山市立道後中学校を訪れ、2年生を対象に「防災教室」として、災害用伝言ダイヤル171の概要やデモ機による操作体験授業を行いました。
この取り組みは愛媛大学・松山市及び民間が協力して、松山市における全世代型防災教育を目指す「松山防災リーダ育成センター」からの協力依頼により、昨年末の内宮中学校、余土中学校に続き、3校目の取り組みとなります。
道後中学校は明治23年道後尋常小学校として設立された歴史のある中学校で、「英知 向上」の校訓の下、胸を張って歩み続ける生徒の育成を目指す全校生徒約500名の中学校です。昨年から防災教育を始めたということで、災害時の連絡方法として、災害用伝言ダイヤル171の概要、重要性などのついて事前に学習しているとのことでした。授業は当会から2名が参加し、一人2クラス(50分×2時限)を担当しました。授業では私たちの身近にある携帯電話の進化と防災での役割について映像を見てもらったり、グループで録音内容を検討し、録音体験をしてもらうなど防災への意識を高めてもらえるような取り組みになりました。
操作体験では、音声ガイダンスをしっかり聞いてダイヤルしていました。メッセージの録音では伝えたいことが多くて30秒を超える場面や10秒くらいで終了するなどまちまちでした。感想を聞くと、いざとなると焦って、うまく録音することができなかった。といった声がありました。1日、15日の体験日を利用して家族や友達と利用して、いざという時に備えて下さいとお話をしました。
授業の終わりには、クラスの代表生徒から、本日の授業へのお礼と学習した内容を忘れず災害への備えとして日常から意識して行動していきたい。と感謝の言葉をいただきました。
また、道後中学校体育館には「特設公衆電話(3回線)」が設置されており回線状況などの確認を行い、設置環境についてお伝えすることができました。