日本公衆電話会は、昭和26年に鹿児島で発足した「電話会」をスタートとして、昭和27年以降全国各地に広がった「公衆電話受託者様の会」をベースに、全国会員組織として昭和47年に財団法人を設立しました。以来41年間、公衆電話の受託者の皆様を会員とし、その方々を中心として公衆電話の美化活動や清掃活動をはじめ、さまざまな社会貢献活動を実施してきました。
そして、平成24年10月1日から「公益財団法人日本公衆電話会」として新たにスタートしました。これに伴い、私たち日本公衆電話会は、NTTグループ等のご協力をいただきながら、さらに幅広い社会貢献活動を推進する団体として生まれ変わりました。
主な事業
私たちの目的としている「地域社会の安心と安全に関する情報提供と、健全な地域社会の充実に寄与する」活動を展開しております。現在の主な活動は、下記の通りです。
- 小学生を対象とした「こども手帳(ぼくも、わたしも社会の一員)」の発行
- 災害等緊急時に役立つ「災害用伝言ダイヤル(171)」等の安否確認サービスの認知啓発活動
- 小学生等を対象に、公衆電話での緊急通報のかけ方や171サービスを体験する「公衆電話教室」の開催
- その他、地域の安全・安心に貢献する事業や一般的な社会貢献活動(福祉施設慰問、地域環境クリーン、交通安全、防犯、募金等)
特に「こども手帳」は、こどもたちが交通事故や犯罪等から身を守ることを「自ら考え、行動する」視点で制作したもので、学校教育関係者から高い評価を受けています。また、災害用伝言ダイヤル(171)等の災害時における安否確認サービスも、これまで多くの方々にPR活動を実施しております。東日本大震災以降、ますます地域の防災意識が高まり、地震や大規模災害等の発生時における安否確認手段としての役割が期待されておりますが、これからも各地域の防災訓練やイベント等での啓発活動に努めて参ります。