愛媛支部では2020年7月27日(月)大規模災害時の安否確認などに役立ててもらおうと、愛媛大学防災情報研究センター内にある松山防災リーダー育成センターに『災害時連絡方法の手引き』千部を贈呈しました。
松山防災リーダー育成センターは、松山市や愛媛大学などが中心となって2019年10月に設立され、子どもから大人までの「全世代型防災教育」を目指しています。全世代を対象に継続的な防災教育を行う取り組みは全国で初めてだということで、小学生から継続的に防災教育を行うことで成長の段階に応じて理解を深めることで、地域全体の防災力向上を目指しています。
贈呈式は愛媛大学内のセンター会議室で行われ、矢田部センター長をはじめ中尾特定教授やセンターの方々にもご臨席いただき、当会愛媛支部の岡崎副支部長より、矢田部センター長に目録などを贈呈しました。岡崎副支部長より「大規模災害時にNTTグループが提供する災害用伝言ダイヤル(171)安否確認サービスの概要・利用方法及び大規模災害時の公衆電話での緊急電話のかけ方などの利用方法が記載されており、センターにおける「全世代型防災教育」への取り組みの中で活用願います。」と挨拶しました。矢田部センター長からは「小学生から防災教育を実施し、地域の防災力の向上を図るための具体的ツールとして活用したい。これからも連携して取り組みたい。」と感謝いただきました。今後、冊子を市内小中学校の教員研修などで活用の予定です。
(参考)災害の危険が迫っているときに自治体が出す避難勧告と避難指示の情報について、2つの情報の意味を正確に理解していたのは、17.7%にとどまっています。
当日は愛媛新聞社による取材もあり、早速、翌日の朝刊に贈呈式の模様が掲載されました。