<支部だより>北陸統括支部 2025.8.1

北陸統括支部 支部長の林です。

私は、大型定置網発祥の地で寒ブリの里、富山県氷見市に生まれました。私の物心のついた時には、店内に赤い公衆電話機が輝いており、来店される多くのお客様が利用されておりました。私の小中学生の頃は、電話機の設置されていない家庭が多く、親戚や友人が電話機のない家に連絡するときは、公衆電話機のある店に電話し、店の人がその家に取り次いでいました。この電話の取り次ぎは私の分担で、今のようにテレビ番組を録画する方法もなく、近所へ呼び出しに行ってくると、大好きな番組が中抜けになり寂しい思いをしました。趣味は魚釣りで、標高3000mの立山から水深1000mまで、落差4000mの富山湾で絶景を見ながらお魚と勝負しております。

さて、私と日本公衆電話会との関りは令和元年からで、北陸統括支部理事・富山支部副支部長を歴任し、令和7年6月に北陸統括支部長として委嘱され活動を行っています。 北陸統括支部の活動は、小学児童へ「こども手帳」を配布し、①事故を起こさないこと、②犯罪から身を守ること、③災害(地震・火事・台風等)から身を守ること等の内容の手帳を配布し安全・安心の意識付けを行っています。「こども手帳」等を配布することにより、少しでも地域の安全・安心につながることに期待し、北陸各市町村の教育委員会教育長または学校長を通じ贈呈しております。併せて、地域防災総合訓練、各種地域イベント、公衆電話教室等に参加し「災害用伝言ダイヤル171」の認知啓発活動に努めております。特に「デモ用公衆電話機」を活用した「災害用伝言ダイヤル171」の認知啓発活動は評判も良く、ご使用いただいた皆様からは「災害時に覚えておけば便利だ」、「早速、家族と情報を共有したい」などのありがたいお言葉を頂いてきました。特に令和6年1月1日に能登半島地震が発生した以降の「災害用伝言ダイヤル171」普及活動では、操作方法等を詳しく聞かれる人が増えてきました。今後もこのような活動を通じ地域の方とふれあいながら、小中学生への「安全・安心」のサポート、「災害用伝言ダイヤル171」の認知啓発活動に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

 

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