神奈川支部では11月14日(木)、権太坂小学校においてNTT神奈川事業部と協働して防災教室を実施しました。参加対象者は小学4年生65名(2クラス)で、『防災かるた』『公衆電話のかけ方』『災害用伝言ダイヤル171体験』を午前、午後とクラスごとに分けて実施しました。
『防災かるた』は、防災・減災など、こどもたちに覚えてほしい「備えの知識」を日本古来の遊び「かるた」を通じて学ぶことを目的に実施しました。ひとクラス6つのチームに分け、読み手は当会の職員等が行い読み札に関するコメントをしつつ、チーム内の児童からもそれに関連した話をしたりと、大変集中しつつ楽しく学び盛り上がりました。
『公衆電話のかけ方・災害用伝言ダイヤル171の体験』では、こども手帳により説明を行い、児童は全員体験することが出来ました。公衆電話は普段触れることのない体験で児童からは「テレフォンカードって何?どこに売っているの?」「公衆電話はどこにあるの?」「10円でどのくらいお話しできるの?」などたくさんの質問がありました。災害用伝言ダイヤル171の体験では、当校が災害時避難場所に指定されていることから災害時用公衆電話(特設公衆電話)を設置し、171の回線を解放したうえで、体験を実施しました。体験の録音を聞くことについては、自宅で保護者等と確認をとるよう伝えました。児童からは「はじめての体験でとても緊張した。」「自宅でお父さんやお母さんと聞きます。」などの感想がありました。
授業の最後は各チームの代表児童が授業の感想をお話ししてくれた後、各担任の教諭より授業の総括としてこどもたちに向けたメッセージをいただきました。河内教諭からは、「公衆電話はいざという時のためにしっかり覚えておくようにしましょう。また、最近は設置されている場所が少ないので災害用特別設置公衆電話のこともしっかり覚えておきましょう。」、能登半島大地震で被災された経験のある山路教諭からは、「実際に被災するとどう行動したらいいかなど落ち着いて考えることができなくなります。こうした防災かるたや171の体験等で日頃から防災・減災について考え訓練しておくことが大切です。」などの貴重なお話をいただきました。
更に、品川校長先生からは、「とても良い授業だったので、他校の校長へも本日の模様を早速写真で共有しました。このような授業を是非続けて頂きたいです。」伴野副校長先生からも「毎年、いろいろな授業をしていただき大変ありがたいです。今回のかるたもとても良かったです。」との謝辞をいただきました。他校の校長先生の見学もあったりと、大変充実した授業を実施出来ました。