NTT東日本が平成30年1月に小学校へ公衆電話の使用方法のチラシを配付した際、世田谷区立玉川小学校からNTT東日本を通して日本公衆電話会へ『公衆電話と災害用伝言ダイヤル(171)体験教室』の依頼があり、6月9日(土)にNTT東日本の協力を得て開催しました。
3年生(4クラス)124名を対象に実施し、事前に171の概要をビデオで学んでもらい、当日はクラス別に一人ひとりがテレホンカードを使って、臨時に設置した公衆電話から171へダイヤル操作体験をしました。また、事前に自宅の電話番号を記入した子ども用171マニュアルを見ながら、災害時用公衆電話から171へダイヤルし、日本公衆電話会スタッフによる適切なアドバイスを受けることによって、全員がスムーズに伝言を録音することができました。
その日は学校公開日でもあり、参観中の保護者には自身の携帯電話等から171へダイヤルして、子どもが録音した伝言を聞いていただきました。その結果、子どもが自宅の固定電話もしくは家族の誰の携帯を連絡先の電話番号として使用したのかが分からないという事象に遭遇し、連絡先の電話番号はあらかじめ家族で決めておく必要性を体感することができました。
この体験教室の開催にあたり、3年生担任の先生方にも災害時用公衆電話の役割や保管場所、接続方法と点検について確認していただきました。
また、子ども用171マニュアルを1年生から6年生の児童全員へ、大人用安否確認マニュアルを全保護者へ贈呈しました。さらに、3年生には『こども手帳』も贈呈しました。